要は『少林サッカー』＋『カンフーハッスル』。
互いに相乗効果を期待したのかもしれないけど、どちらも中途半端。
その上、本家はきちんと「カンフー」が確立された上でのパロディであるのに、こちらは「カンフー」の点で基礎が無く、パロディ足り得ていない。
これなら「ラクロス」か「決闘」、どちらか１本で押したほうが良かったのにと思うのだが、それもキツいのでニコイチにとなったのだろうか。
アクション部分は専門でないので仕方ないとしても、一番の問題が脚本。
これでは「チャウ・シンチーのような作品を柴咲コウでやりたい」というプロットをいかに作品にするかという、その理由付けのブリッジでしかない。いちいち登場人物が突拍子なく、説明も多々不足な上、チームワーク崩壊したメンバーがわけもわからず仲直りするわ、ラストはぶっ飛んでるわ・・・
脚本誰だ？・・・
ああ、「交渉人 真下正義」の人ね。
なるほど・・・
お金やアクションでは大国や専門国に勝るものを作るのは難しい。そこで大事になるのが脚本ではないかと思うのだが。
柴咲コウとナイナイ岡村が好きなら見ても何とか楽しめるかも。
