ゆみな

コネチカットにさよならをのゆみなのレビュー・感想・評価

コネチカットにさよならを(2018年製作の映画)
3.8
ここ数年でいちばん忙しくて精神的にも肉体的にも追い込まれていました。それが一応一段落。そんな中、この映画は3回くらい観たのかな?好きなやつ。
Netflixで観賞。邦題『コネチカットにさよならを』ですね。

人生に迷うボンクラ中年男アンドレス(ベン・メンデルソーン)が、ダメなことだって分かってるのに失敗ばっかり繰り返しちゃうリアルさ。中途半端にイイ男だから女も寄ってくるわけだけど、まさかのインポでセックスもままならないのよ。めっちゃグサッと心に刺さる…!

なんかさぁ…自分が子供の頃に想像していた大人とはかけ離れている私にとっては、こういうダメな大人にハマるんだよね。だからチャーリー(チャーリー・ターハン)が、アンドレスに惹かれる気持ちが分かるって言うか…結局大人になりきれていない大人だから居心地がいいんだろうなぁ…と。アンドレスもアンドレスでチャーリーとの会話で救われている感があってね、最後に水槽で泳ぐ亀のくだりとかはこれからの人生ちょっと上向きになるのかな…って気持ちにもなったり。この映画の中のチャーリー・ターハンくんもいい仕事してましたね。私は『人生は小説よりも奇なり』で、ガッツリ泣かされているので…今回も見事にやられた感があります。

そういえば同監督の『おとなの恋には嘘がある』って作品もとても好きだった事を思い出した。久しぶりに観返したくなりました。
ゆみな

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