ネトフリのタイトルは「コネチカットにさよならを」
金融業界で働いていたが、その波に嫌気がさし、早期退職したベン・メンデルスゾーン。
特にしたいこともない日々に虚しさを感じている。
離婚した妻には新しい男が。しかも自分の友達だった男。
そして離婚時に渡した幸せに暮らした家。
そしてクソ息子。
ある日、うっかり妻の親友のパーティーに行ってしまい、昔の友人も多い中リタイヤしたベン・メンデルスゾーンはめっちゃ居心地悪い。
そんな中PCP入りのなんか葉っぱみたいなドラッグをキメていたその家の息子がぶっ倒れる。
実は一緒になってラリっていたので、何となく見舞いに行くが・・・
「名もなき塀の中の王」の一生刑務所のクズハーコー親父(息子のジャック・オコンネルも同じ刑務所に入ってくる)とはうってかわって、弱気パパのベン・メンデルスゾーンがめっちゃ新鮮ですけど、結構味わい深い。
いい俳優さんですね・・・。
このキャラクターちょっとジョディ・フォスターが監督した「それでも、愛してる」のメル・ギブソン親父と似てない?
うつ気味というか・・・中年の危機というか・・・。
そんな彼にも新しい出会いがあったり、逆に身近な悲劇が襲ったり、実はいろんなことが起こる。
常にウジウジしてるベン・メンデルスゾーンは奥さんに未練があるというよりは、完璧だった人生設計に未練があり、クソ息子にすら反抗的な態度を取られててかわいそうなんやけど、いきなり仕事やめて、別にしたいこともすることもなくてお金に困ってるとか、やっぱちょっとウツっぽい気がするんやよね〜。
そら友達に奥さん寝取られたらウツにもなるわさ、って思ったし、そう考えると「それでも、愛してる」のメル・ギブソンの解決方法ってヘンテコすぎるけど、めっちゃいいのでは?と思った。
トーンは終始落ち着いていて、セットとか小道具がとても綺麗。
たかそうなスーパーで買い物してるし、いつもこ綺麗だから、だからぶっちゃけほんまにお金に困ってるように見えなかったw
新
日本語字幕:市川 彩奈