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アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~のまっとのレビュー・感想・評価

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反乱するぜ!とせっかく蜂起したのに初っ端味方につけようとした奴に拒否られて殺しちゃったり奇襲かけられて兵の数50くらいになっちゃったり、ものすごくままならないロバート・ザ・ブルースの反乱どうなっちゃうの!?という話

ゲースロ脳だから王座を巡って争う人々の話を観るとすぐ重ね合わせてしまうのですが、こちらはあくまでファンタジーではない泥臭歴史モノ映画です 最初の方でエリザベスが歴史を変える者の話をしていましたが、彼女によると「選ばれた」はずのロバートはその割にほんとままならないことばかりなんですよね
「選ばれた」だけでは「選んだ」者にはなれない、そしておそらく実際に歴史を作ってきた者の多くはこうやって自分のいる場所がいきなり「選ばれた席」になっちゃっていて、そしたらもうなりふり構わず手の届くことをやるしかないのだろう この映画では、ロバートにはそんな状況の中でも戦いの日の取り決めを守ろうとしたときや兵士を鼓舞したときのような誠実さがある 些細な部分かもしれないけど、それが最終的に歴史を動かしたりうる力のうねりを作ったのかと思うと、人の世って面白いなあ……


ちなみに今回の敵サイドであるイングランド側の反逆者への罰が酷いのですが、そういうのはゲースロで履修済みなので大丈夫でした ありがとうゲースロ
あと馬に乗った敵の倒し方についても詳しく学べました 一人が相手の剣を受け止めたらもう一人が騎手を刺せばいいんだって! ライフハック!

個人的なMVPはバーサーカーダグラスです 「ダグラスだーー!グサーー🔪」という必殺技を数度見せてくれます 彼のその名前に対する思いを考えるとワクワクしちゃ駄目なところなんですけど、でもやっぱり「ダグラスだーーー!」が出ると「よっ!ダグラス屋!」みたいな気持ちになってしまった ついには相手にダグラスの名を言わせるCoolさ 好き…そういうの……

ところでこういうのに若い兵士が出てきた時点でなんかもう「ああ〜……」と命を儚んでしまうね……
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