時代劇。小泉堯史監督作品。
大政奉還後の混沌とした世の中において、スイスを手本とした中立藩を目指した越後長岡藩家老・河井継之助を主人公とした物語。
幕末を舞台とした作品は色々見てきたが、河井継之助のことは本作を観て初めて知った。
戦いよりも政治による解決を望みながらも、万が一の為に軍備も整えていた継之助。
新政府に対し嘆願書を送ろうとするが受け取りを拒否され、幕府側として戦渦に巻き込まれていく。
小泉堯史監督作品は好んで見てきたが、本作に関してはちょっと期待外れな印象。
今までの作品のように、人の内面を言葉ではなく所作で訴えかけてくる感じが今回はなかった。
悪くはなかったが、期待値が高かっただけにちょっと残念でした。