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バスターのバラードのKotaのレビュー・感想・評価

バスターのバラード(2018年製作の映画)
3.6
“要は、生か死だ。”

コーエン兄弟の西部劇オムニバス。6つのストーリーはそれぞれ“死”に纏わるものなのに、得意のブラックユーモアでクスっと笑えてしまう。彼等の映画は起承転結の結の部分に大体爆弾レベルの衝撃が用意されているから、この映画では6回爆弾が落ちる(笑)。

短編映画にすることでテンポよくコーエンワールドが炸裂して、いつも感じてしまう間延び感や回りくどさが無くて良かった。重いストーリーと軽すぎる命に不謹慎なんだけど面白さを感じてしまう、コーエン兄弟の思惑にまんまとハメられる作品だった。3つ目リーアムニーソンの話は本当にトラウマレベル…。
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