こんな風に、挿絵に説明が入っている本を確かに読んだことがある。そんな記憶が、印刷された古い紙の匂いと一緒に蘇るような感じがして、奇妙な懐かしさを覚えるとともに、コーエン兄弟の作風も相まってかなり好み。
H.Gウェルズの「タイムマシン」を読んだ時のあのダークな感じ。
子どもらが小さい時に、そんなしょっちゅうじゃなかったけど本を読んであげたことも思い出した。世界の昔話ね。あんな雰囲気。
シーンの説明が書かれているカラー挿絵が章の冒頭に挟まれている本。バスターのバラード。え?どういうこと?って、興味を掻き立てられる絶妙な説明書き。そのシーンがいつやってくるか、楽しみで仕方ない。特にゾーイ・カザンの物語が強く印象に残りました。
おこがましさや自堕落さ、無垢なところや傲慢なところ、そして不条理、理不尽。どれも「人間」とか「人生」を描いていて、滑稽でダークで不思議な作品でした。
久々、通ってた小学校の図書館で本を読み漁りたい気持ちになった!
ところでリーアム・ニーソンのエピソードに出てくる舞台芸人、何か気になって調べたら、まさかのダドリーで本当にびっくりした!あら大きくなって〜!(近所のおばちゃんな気分)