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バスターのバラードのEeeのレビュー・感想・評価

バスターのバラード(2018年製作の映画)
4.3
テーマはただひたすらに無常観。

人間の可笑しさや不器用さや残酷さと、西部劇の埃っぽさが絶妙にマッチしてて、ブラックでシニカルで最高。

古典文学を読み進めて、なにが起こってるの!?!!?!!??って脳味噌で噛み砕くのが時間かかるけど、時には辞書引っ張り出したりしながら一行後ろに戻ったりしながら、頭の中にその時代のイメージを少しずつ作り上げていって、登場人物を吸収するあの感じ。
本読みたくなったなぁ。
最後の三途の川の船渡しみたいな馬車の話が最高だった。ブレンダングリーソンのお歌が素敵。

超いい俳優がボワン、ってその時代にいる。最終的にはみんな幽霊みたい。
結局みんな死ぬし、いつ死ぬかわからないし、死ぬ瞬間だって一瞬なんだから(そうじゃない人もいるけど)、心の準備なんてあるわけないよね。
リーアムニーソン全然気づかなかった。
Eee

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