わだげんた

華氏 119のわだげんたのレビュー・感想・評価

華氏 119(2018年製作の映画)
3.0
予告と随分違うんだな、という印象。予告はエキサイティングで派手だけど、中身は重たい問題をしっかりとじっくりを描いている。これまでのマイケル・ムーアの作品にあったユーモアも少なめな感じ。

青山シアターのオンライン試写会に当選して鑑賞いたしました。

予告を観たときのイメージでは、トランプ政権の惨状にマイケル・ムーアが問題提起。トランプを当選させるために働いた裏の力や支持者たちの悪事の暴露、そしてトランプ本人のスキャンダルや失態を一つ一つ検討し、やがてトランプにマイケル・ムーアが直接挑んでいく。。。

って感じなのかな、と思って観てて、まあ、集約すると間違ってはないんだけど、どうも思ってたのと違うんだよな。。。って思っちゃって。

もちろん関連はしてるとはいえ、フリントの水質汚染問題に結構な尺を使っていて、そこにオバマが絡んでくる。

あとは銃規制問題や国民医療保険問題。人種差別。

トランプを絡めてアメリカの闇を描く手法。

そしてそれは確かにマイケル・ムーアらしい問題提起なんだけど、なんかこれまでよりは地味な印象なんだよな。あんまり自分が動かないからかな?

もう少し無茶してるマイケル・ムーアが観たかったのが本音です。

しかし、トランプはよく今もなお大統領でいられますよね。凄く凄く神経太いんだろうな。。。
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