ムーア監督作品初鑑賞。
タイトルはドナルド・トランプが大統領当選確実となった2016年11月9日に由来しています。映画の出だしから「初の女性大統領誕生!」とヒラリーが当選確実と思い込み開票前からお祝いムードの人々のインタビューが撮られ何とも複雑な気持ちになりました。
何故トランプが当選したのか。
「トランプを使えば視聴率が取れる!」と、メディアもトランプを利用したことが当選の一つの理由に挙げられます。
本作で問題視されているミシガン州フリントの水の汚染問題は私は全く知りませんでした。
これ本当に今の時代に起こっているの?と目を疑いました。
フリントに住む人々は人災により安心して水を利用できず健康を害する危険にさらされているのに見て見ぬ振りをするトップの方々に私でさえ怒りと失望を覚えました。
また銃規制の問題では銃乱射事件によって友人を亡くした学生たちが身を呈して銃規制について訴えている姿も映されています。
小さな声が上に届かない・・・
そんな姿を見てトランプ当選の警告を鳴らしているムーア監督。
今年のアメリカ大統領選挙どうなるのか。選挙前に見れてよかった作品です。