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劇場版『えいがのおそ松さん』のinotomoのレビュー・感想・評価

3.0
松野家の6つ子達は、ある日高校の同窓会に揃って出席する。同級生の手前、サラリーマンをしていると嘘をつく彼らだったが、おそ松の発言で、ニートであることがバレてしまう。好奇の目にさらされながら帰宅した6つ子は、ヤケになりお酒を飲みまくり、そのまま寝てしまう。翌朝二日酔いで目覚めると、周りの様子がいつもと違う。そこは6つ子の高校生の頃の思い出の世界だった。

テレビシリーズが好きだったので、せっかくなので、劇場で鑑賞。上映の前には、前説のムービーが流れ、映画公開から期間ごとに内容を変えて流しているらしい。私が見た時は前説の第5松。その内容がテレビシリーズそのままの、エッジの効いた内容で、本編への期待が膨らんだ。本編は、映画ということで、万人にウケるようにストーリーを作っているためか、テレビシリーズの時のような、やりたい放題の、突き抜けた大人の笑いはやや薄まっているものの、独特のノリは健在で、それなりに楽しめた。私としては、テレビシリーズでお気に入りのエピソードだった、チョロ松が茶髪にする話のくだりが出てきたのが嬉しかった。物語としては、爽やかかつ泣きの要素が入り、うまくまとまった印象の展開。エンドクレジットのあとまで引っ張ってるけど、そこまで見るとより泣ける展開になってるのがミソ。また、思春期に誰もが抱く悩みをモチーフに、6つ子がそれぞれ高校生の時の自分と対峙するのが、ちょっとグッときてしまう。

できればテレビシリーズがまた復活しないかなと思っている。あの世界観と笑いは、テレビの方が活きるかなと思うので。