くくれ

劇場版『えいがのおそ松さん』のくくれのレビュー・感想・評価

4.8
単純なタイムトラベルというよりは、ファンタジー味のある記憶による世界移動から始まるというアイデアに膝を打った。

現実に帰ったってロクな事がない=過去に囚われている思い出があるという設定の中で、おそ松さん特有のリズミカルなギャグが同時並行で進むので、テンポ良く作劇が進む。

そして脚本的に都合の良い事(現実に帰る方法を直接人から聞くetc)を安直に通用させず、自分達の力で多感な時期の過去の自分を肯定する姿に思わずジーンとしてしまった。

笑顔を絶やさなかった頃の一松、尖ってる頃の十四松など、本編では観られなかった要素が見所。

皆が過去のお互いをdisりあってる中、1人真剣に悩むカラ松の姿が後半に明かされ、映画の重要な肝が明かされるエリアになってもユーモアを忘れない。その匙加減が絶妙だった。(例によって全裸になるw)

結局高橋さんは現代(現実)でも猫として松野家兄弟を見守ってる…という事なのかな?もしくはアレは兄弟達を導くための飼い猫だったのか…色んな解釈が分かれそう。

遠い所ってきっと、2度と会えないのかもしれない。だからこそ、思い出の中に…