Cocoon

バーフバリ 伝説誕生<完全版>のCocoonのレビュー・感想・評価

2.5
RRRのノリで見たが、1/3ぐらいのところで観る気を結構なくした。アクションに興味のない、働く女性にはオススメしない。なかなかイラつく上に、つまらない展開だった。
1より2の方が評価されていることはわかるし、国際的にインド映画が評価されるには、ジェンダーにかなり問題があると批判を受けているそうだが、まさにその通りといった内容。個人的には、この作品は全く評価に値しない。
目が疲れている時に見てしまったので、余計に損切りしたい気分が強かった。3時間もかけて表現するような内容じゃない。

以下ネタバレありの感想(酷評してるので、要注意)

かっこいい女戦士が出てきてその展開に期待したら、見ず知らずに近い上に自分の出世を妨げられるタトゥを勝手に入れたキモい男に服を脱がされ、セックスして自分が切望してた任務を丸投げ。
女を馬鹿にするにも程がある。そんな訳あるか。それはレイプじゃないのか?!女の仕事を取り上げて調子乗ってて、ふざけんなと思って、この時点でウンザリした。

その後の踊り子のミュージカルのところは、いかにも女性差別的で、買春を暗に示しているし、男が出世や仕事の手段として女を使っていることを同時にめちゃくちゃ肯定していて本当に不快。この間はトイレ休憩と水分補給。

あと結局のところ、王族に生まれた男は強くてかっこよくてすごいんだぜ!なんせ王様なんだから!みたいな小学生並みの主張?を全編に渡って見せられた感じ。
カーストで生まれ持っての身分がその後も決定づけるから、そういう社会で生まれ育ってれば無批判に見れるのかもね。でも、結局その他は一生その他だし、王はずっと王なのだ!という社会構造を思考停止で受け入れてる感じも受け付けなかった。
後半はほぼ戦争のシーンで、ドラゴンボールとか好きな男子は面白いんじゃない。という冷めた目で見てた(というかほぼ馬鹿らしくなって見てなかった)。

RRRのような各キャラクラーの造形が深ぼってあるわけでもないし、悪い意味で単純明快。映像は凝っているし、世界観はいいが、あまりに活かしきれていなくて残念だった。
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