柏エシディシ

バーフバリ 伝説誕生<完全版>の柏エシディシのレビュー・感想・評価

3.0
ジャイ!マヒシュマティ!!

国際版をキネカ大森で観て以来この1年と半年ほど。
爆音映画祭や絶叫上映、自宅のBlu-ray鑑賞と何度目かの「伝説誕生」。
やはり自分としては私的バーフバリ「はじまりの地」キネカ大森で完全版を観なければ、と滑り込みで観て参りました。
(注:カッタッパスライディングをイメージ願)

もはや冒頭のシヴァガミ様決死の宣誓で反射的に涙腺が緩んでしまう身体になってしまっている。
何度も観ているのに、シヴドゥの足を額にのせて臣下の礼をとるカッタッパで大号泣する始末。
心は完全にマヒシュマティ王国民。
初見時はとにかく、その圧倒的エネルギーと規格外の面白さにヤられるだけでしたが、やはり何度も繰り返して観ると本シリーズの細部まで行き渡った拘りと構成の見事さを実感致します。
音楽、美術、プロットが「王の凱旋」と見事に呼応して、円環構造になっている。
何度も観たくなってしまうバーフバリシリーズの中毒性の真理を改めて思います。

さて、「伝説誕生」国際版と完全版の違いに関しては、特にカッタッパを中心とした、人物描写でより厚みを増していた「王の凱旋」における其れに比較すると、決定的な差異は少ない印象。
もちろん大きな舞踏シーンが復活している訳ですが、これはプロットがタイトになった印象もあり、国際版でオミットしているのは奏功している様にも個人的には思いました。
まぁしかし、正しいマヒシュマティ国民としては鼻血ブーもの(いにしえの言葉)のアマレンドラ様の踊りを有り難く拝見するのが作法で御座いますな
柏エシディシ

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