自分の人間性を試されているような、
そんな気持ちでいっぱいになった。
終始不気味な雰囲気で、とてつもない悲劇なのに、
なぜこんなに心打たれるんだろう。。。
美しさすら感じて、見惚れてしまうのはなんでだろう。。。
物語が進むにつれて、
言葉では言い表せない感情が
頭いっぱいになるくらい浮かび上がってきた。
浮かび上がってくると言うか、
もともと、ずっとずっと隠されていて、
出ることのない自分の心の奥底にあった感情が、
突然でてきて、
自分でもびっくりしてるような、
そんな感覚に陥った。
あまりに心がもっていかれたので、
ずっと無言で見ていると、どうなかなってしまいそうで
恐怖すら感じた。
気を紛らすために「どう言うこと？」とか
「これは○○やんな」って
鑑賞したことがあった友達に聞きながら、
必死でアウトプットしてなんとか正気を保った。
きっと一人で見ていたら、
この世に自分が存在するのかも
疑ってしまうんじゃないか
ってくらい心の奥深くまで入り込んできた。
もしかしたら自分の心のどこかにも、
ジョーカーのような気持が潜でいるんじゃないかとか
色々考えさせられて。。。
観賞後に、考察を見ていると
監督が、この作品に対して、
「あらゆる見方ができるのが良いところなんです」
と語っている記事に出会った。
きっと、正解はそれだと思う。
いろんな楽しみ方ができて
色んな考え方ができて、
一言二言じゃ表せなくて。
感じた全てを誰かと共有するのも難しい。
ある意味、心底人間らしいなと感じるような作品でした。
かなり体力は消耗するけど、
きっと数年後にまた観ると思う。
何度見ても考えさせられる映画だと思うし、
この作品の評価が良いのも納得。
初めて観るなら、覚悟してみるか。
誰かと一緒に観るのが良いかも！！！
