シカ

ジョーカーのシカのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

人を殺した時に心の底から笑える
地獄には笑いが溢れている
アーサーは物心がつかないうちに母親の恋人から暴力を受けて脳に障害を抱えていてそのせいもあり知能が低く(アーサーのネタ帳の誤字脱字から知能が低い事が分かる)社会の誰からも必要とされていない人生でいた。
コメディアンになりたかったアーサーだが【笑いとは差別】と言われているように誰とも関係性を作れないアーサーには笑いを生み出せないのであった!
映画の冒頭のシーンではアーサーはピエロの格好をして笑う練習をしていたが頬に一筋の涙が、、、

だからアーサーは心から笑える社会を敵にする側の自分を選んだのであろうと思いました。
ジョーカーという登場人物は社会から必要とされない切なくも悲しい人達の象徴的な部分を描いた作品なのだろう。
映像に関して言えば2000年代初期までは映画界はフィルムで撮影されていたであろうからカラーグレーディングというものは存在していなかったと思うがこのジョーカーはそのカラグレがとても素晴らしく一つ一つのシーンにとても強いこだわりを感じました。

内容、映像、どれをとってもとても素晴らしい作品で自分としてもとても印象に残る映画の1本です
ホアキン・フェニックスは素晴らしいを通り越してジョーカーそのものでした。
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