試写にて鑑賞。
やっと公開。
おめでとうございます。
とてもよかったです。
ジョーカーというキャラクターが大好きで、バットマンと対峙するような、自分自身の強い哲学の元に存在する悪役はどんな風に生まれたのか。
世間から、自分の内側から徐々に蝕まれて壊されて行った過程を描くお話。
彼の見る現実と、妄想とが入り乱れている上に、自分でどちらがどちらなのかわからなくなっているあの感じが、観客側の私達にも伝播してきた。
ぞわぞわするし、追体験してる感じ。
アーサーとしてのホアキンフェニックスとジョーカーとしてのホアキンフェニックス、立ち振る舞いの違いに唖然としたし、アパートの廊下を颯爽と歩くあのシルエットはダークナイトのヒースレジャーを彷彿とさせてくる…息を飲んだ…
銃を手にした時、初めて打つ瞬間鳥肌が立った…
ダークナイトのジョーカーが好きすぎたので、製作が決定したニュースを見たときは無理だろ…伝説がもうすでにあるんだぞ…とおもったけどその認識が間違っていた…
ホアキンフェニックスの演技力に脱帽したし、のめり込みすぎて彼自身が狂乱してしまうのではと心配になるくらいだった。
ゴッサムの描き方がとても好きで、あの退廃している感じが凄いなと思いました。
弱者が行動し、革命を起こすあの姿は現代社会への強いメッセージを感じた。
持てる者と持たざる者の住み分けが果たして正しいのか。
音楽も所々混ざるダンスも凄くその場その場のシーンにマッチしていてたまらなかった。
トッドさんハングオーバーからの振れ幅が凄いよ…
ブラッドリークーパーが制作側にいるのも面白いですね。
もっかい劇場で観たい。