ゆっけ

ジョーカーのゆっけのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
傑作すぎてふるえる。

予告が良すぎているのですが、本編はもっとよかった。一つ一つのシーンが本当に素晴らしいんです。音楽と映像が最高にマッチして超絶かっこいい!
とにかく最高でした。余韻がすごいです。もっと浸りたい。。

1980年代初頭、貧富の差が広がる社会の中で、貧困層のヒーローとして讃えられた「ジョーカー」。その起源とは...? 

コメディアンとして、どんなときでもその笑顔で人々を楽しませることを喜びとして生きてきたジョーカーの不遇な人生。この社会の中で生まれた彼が次第に悪の"ジョーカー"として変貌するのは必然なんだろうなと思いました。

電車の光の点滅の中での笑うシーン、階段のダンスのシーン、家でのテレビに出る予行練習、実に人間らしい一面がある一面、狂気に満ちた、怪物のような変貌。後半は彼が微笑むだけで鳥肌が立ちました。

コメディアンとして表舞台に立つために、ジョークをメモに書き留めるジョーカー。すべてを知ったジョーカーに、失うものも何もなくなって最強になる。

チャップリンの『モダン・タイムス』は、資本主義社会への風刺が込められた「喜劇」です。

「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である」

ジョーカーの見つめる社会もまた「喜劇」であるに間違いない。だけど狂ってます。とんでもない狂気に満ちた問題作だけど、考えさせられます。

そして、最後までエンターテイメントとして、観客を無視せず楽しませてくれる演出の数々。とにかく、これぞ、映画を観た!という醍醐味を味わえること間違いない映画です!

あと、この映画は良いスクリーン、良い音響の映画館で観ることをオススメします。
とにかく「丸の内ピカデリー」のドルビーシネマがすごかった。今まで見てきた「黒」は黒ではなかったんだ..。本当の「黒」を観れるのはココだけ!重低音が鳴り響く音響の良さに感動するし、ゆったりとした座席が心地よい。最高の映画を最高の環境で観るのにはぴったりの映画館なので、ぜひこの機会に足を運んでみてください。