念願のジョーカー。
これを悲劇という言葉で片付けていいのか
悲劇という仮面を被った喜劇なのか。
スーパーヒーローなんて出てこないし
派手なアクションだってないし、
ジョーカーを取り巻く日常が
淡々と過ぎていくだけだけど、
ひとりの人間が狂気に満ちていく姿から
最後まで目が離せない。
確かにジョーカーは狂ってたけど、
自分の生い立ちや周りの社会があんな状況だとして私も正義を貫いて生きられるのか、正直自信がない。
だからこそ彼の孤独な姿を見ていると苦しかったし環境と社会が生み出してしまった怪物だからこそ一概に悪と言いきれないのも悲痛なものだ。
そしてやっぱりジョーカーといえば
ヒースレジャーのイメージが強かったけど
ホアキンフェニックスの泣き笑いのシーンや
陶酔しながら踊るダンスシーンに鳥肌。
圧倒的なオリジナルの演技だった。
個人的にはダークナイトが大好きなので、
ブルースウェリンが出てきたときは興奮した。
またシリーズ通して観直したい。