狂王キシリトールヴィヒ2世

ジョーカーの狂王キシリトールヴィヒ2世のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.3
アステアとホアフェニのどちらのダンスが素晴らしいかチャップリンとホアフェニのどちらが笑えるか。それを決めるのは主観でしかないのに愛にうえたホアフェニの夢や権利を踏みつけにするのはどうして。規範は我が物顔の成功者にとっては都合が良いそれに支配された社会で懸命に良き市民であろうと努めること縛られることは本当にお笑いなのかもしれない。でも同時に象徴的存在を短絡的にありがたがるのも滑稽ではあるけど。この映画のジョーカーは結局いまいちイキイキしてないというか説明的な悲壮感を抱え続けてるのが主観的にはそんなに好きじゃないしデニーロも殺せてると思わないけど最後のスラップスティックコメディにほのぼの。