アカデミー賞は確実だそうなので訳知り顔の映画通ぶりたくて鑑賞しました。
ジョーカーというDCコミックにおいて突き抜けて異常なキャラクターと閉塞に向かう現代社会のリアルとが絶妙にマッチした作品なんだけど、ジョーカーというキャラクターが居なければ成り立たない、悪く言えばおんぶに抱っこ感が否めないな〜
僕は悪役の成り立ちに変な背景とか事情とか動機付けをされるのが嫌いなタチなんでこーいう「異常なのは僕か!?世間なのか!?」みたいな陳腐な理由付けをされちゃうと一気に萎えちゃうんですよね…
ヒールはヒールらしく唯我独尊の悪であって欲しい…!原因なんて分からない方が怖くてええやん?
でもまあ観てるとやっぱりホアキン・フェニックスの笑いやヒステリックな演技にグイグイ引き込まれたし、完璧な一人芝居を見せて貰いましたって感じですね!
DC映画ってジャスティスリーグ系がやりたいんかダーク路線で行きたいんか最近ブレブレなんで生暖かく見守っていきたいですね。はい。
P.S.
ところで劇中、デ・ニーロの床がいつ割れて床下に落ちていくのかずっと期待してワクワクしてしまう自分が居ました。細かすぎての弊害!