この狂気…共感してしまって良いのだろうか…?
ジョーカー誕生秘話を描くということ、そして、国際的に見てもかなり評価が高いことが重なり、鑑賞してきた。
アメコミものの悪役は何らかの理由を抱えていることがよくあるが彼はかなり複雑。ただ、置かれた境遇に同情し、どこか共感してしまう。何を信じたら良いのかわからない。自分は存在するのだろうか。
彼は社会によって生み出されたヴィランなのだろうと思った。そういった意味ではある種有名な独裁者たちとも通じる部分もあり、誰しもジョーカーになりうるということなのかもしれない。
ストーリー展開としても、長い間バットマンのヴィランとして君臨し続けるジョーカー。まだまだ今後もあるのかも知れない。
個人的に仕事でガタが来ていてしんどかったのだけど、ジョーカーほどじゃないな…と思わされ…
アメコミ的ワクワク感よりも感情移入できる特殊なアメコミ原作映画だった。