ぎりゅー

ジョーカーのぎりゅーのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.2
字幕版、映画館で見ました。


 財政難に陥り、人心の荒ぶるゴッサムシティに住む大道芸人のアーサーは昔からの母親の言葉により人々を笑わせることを生き甲斐にしていたが、現実では人にあざわれる日々。誰にも向き合われず毎日が辛くなっていた。母親の介護や持病のせいもあり、報われない人生を送っていた。
 そんなある日、同僚のランドルから護身用の銃をもらう。しかし、銃を持っていたせいで派遣先の小児科からクビを宣告される。何もかも報われない人生に疲れてしまった彼は悪の道化師、「ジョーカー」に落ちていく、、、


 シャザム以降2回目のDCコミック作品でした。なんかスピンオフやら王道じゃないものを先に見てしまっている気がする、、友人に誘われてレイトショーに行ってまいりました。レイトショーでも結構人入っててびっくりです。いや、平日のレイトショーだからか笑

 まあそれはともかく置いておきまして、私、バットマンの名前を聞いたことがあるだけで世界観とか何やらを全く知らず、予備知識無しで見に行きましたが普通に楽しめました。まったくもって報われないアーサーを見るのがだんだんとしんどくなってきます。しかし、なにか引き込まれるものがあり、悪役だと分かっていても感情移入してしまう自分がいる。奥が深いですねえ笑

 また、今回ジョーカーがいつも笑っている理由がはっきりとします(?)詳しいことはバットマンシリーズ見てから言わないと怒られそうなので、

 映画内で興味深い言葉がありました。「善と悪、喜劇と悲劇は主観でしかない」と。この作品はこれに尽きると思います。今までバットマンで悪役として見ていたこのジョーカー(私はまだ見ていないが)に思わず感情移入してしまうのは私だけではないはず、、

この作品はバットマンシリーズ通して見てるよって方にも、全くバットマン見たことないけど面白そう!って思った方に素直におすすめできる作品です!
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