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ジョーカーのromioのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.7
全世界で暴動が起こってもおかしくないレベルで面白い!!
てかヤバすぎだろ。
まだ見てない奴は予告見て震えて、そのハードルを軽々と飛び越える傑作を早く見に行こう!!

最近見た映画の中ではピカイチ!!
てかこんな傑作久々に見た。
めちゃ面白い映画はこれまでにもあったが、名作と呼ばれる映画史に残る作品、語り継がれる作品はそんなにはなかった。
しかしそのレベルに足を踏み入れているこのジョーカー!!ヤバい!!
見終わった後の満足感たるや、いい映画を見終わった後の帰り道のあの快感。
たまらねーぜ。

まあなんといっても、主演のホアキンフェニックスが天才すぎる。
ダークナイトのジョーカーも最高にクールだっただけに、大変かと思われたが。
あちらが悪のカリスマに対して、普通の優しい男がそのジョーカーになるにまでの過程の演技があまりにも丁寧すぎる!!
だんだんとその姿がジョーカーに見えてくる様はたまらない!!
演じてるとは思えない、ジョーカーすぎるほどジョーカー。
ただ単に人が狂気に落ちていく様を描いた作品でなく、その社会の中で人格が形成されその中でカリスマに成り上がっていくという描かれ方をしたのが、この作品の一番の見どころであると思う。
デモが世界各地で起こったりと、
閉塞感が徐々に高まりつつあるのを人々が感じる今この時だけに、この作品がもつ力は大きく、響くものも大きいと思う。

そしてまた、無駄なシーンがまるでない!!
何このカッコいいシーンは!!の連続!
話の流れは全て後半へと繋がっていくし。
まるで目を離せない!
劇場内でポップコーンを掴んだ手は止まり。ただただ食い入るように見つめる。
最初にある階段のシーンは、めちゃかっこいい角度で。俺もこんな写真撮りたいななんて思っていたら。それがさらにクールに後半にまた出てくる。
めちゃくちゃおすすめのシーン。

ただのダンスが同じダンスでも狂気を帯びてくる様は必見。

デニーロのウザさとそれ故の面白さに笑いを堪えるのにひっしだった。
その後の展開が見えるだけにヒリヒリとした雰囲気最高。

てかほんとにこれ、ハングオーバー作った監督かよ。見る前、超疑心暗鬼だったよ笑
マジで、いったいどうなったらこんな傑作撮れるのか。
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