きりぼしだこん

ジョーカーのきりぼしだこんのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカーに非常に共感した。
世の中、無礼な人間が多すぎる。
人を見た目や印象だけで蔑み、自分より弱者だと思えば強気に出て配慮やリスペクトを忘れる。わざと忘れてマウントを取って好き勝手自分の思い通りにしようとする。

ゴッサム程ではないとしても、日本でも毎日のようにそういった無礼な人間を見かける。
無礼を働いている人間はそのことに気づかず気持ちよく毎日を過ごしているだろうし、そのことを気づいている人は毎日多少なりとも嫌な思いをして過ごしているでしょう。

残念ながら、今の世の中は(太古の昔からなのだろうが)自分勝手に横暴に振る舞う人間の方が、常に礼儀を持って接しようとする人間よりも強い力を持つようなシステムや文化になっている。
だから本当は自己中な無礼な人間になるべきだ。そうすれば生きやすい世の中になる。
でも、優しい人はそうはなれない。だから、無礼な人間がいる腐った世の中が辛く、悩み、落ち込み、どんどん虐げられていく。。ほんとにゴミ溜めの腐ったゴッサムが現実だよ。

だからこそジョーカーに共感した。
本当は優しくて、礼儀をわきまえて、人を笑顔にしたいと考えている人間こそ力を持つべきなんだ。
高給取りとなって女性を蔑んだ地下鉄の3人、背の低い人間をそれだけで蔑んだデブ、人を笑い物にして話題集めにはしる表ヅラ司会者。
そんな無礼なやつは世の中に不必要だと心底思う。
開花し、世の中を浄化するジョーカー。
暴力的だが、それはこの現在だからそう感じるだけ。戦国時代やもっと古い時代なら至極真っ当なやり方。

それを今出来るジョーカーを私はどうしても憎めない。

少しでも世の中への不満を形にしてぶちまけてくれたこの映画に感謝します。
明日も、上司、部下、関係なく、私は元気よく挨拶をします。