めちゃくちゃ面白かった。
ホアキン・フェニックス最高。
(数日前に「ゴールデン・リバー」を観ていたから、役柄の振り幅に思わず笑ってしまう。)
「重い」「しんどい」「ずっと辛い」などの感想をよく目にしたので、それなりに覚悟して観に行ったが、それほどでもなかった印象。
むしろラストシーンなんて開放的な爽快感が溢れていて、スカッと清々しい気持ちになれた。
JOKER＝悪者 とはどうしても思えない。
むしろ悪者は政治家やアーサー達のような身分であったり、障害をもつ人達をないがしろにする人達なのだ。
まぁただそんな風に思えるのもわたしが平和な日本で何不自由ない生活を送っていて、「所詮この話はフィクション。お伽話だ」と思っているからで。
実際彼らと同じような立場だったら恐ろしく怖い映画だったんだろうな。
人間誰しもが抱えている人生や生活への不安や不満を、純粋なアーサーだからこそ爆発させてしまったけれど、これは現実に誰の身にも起こり得ることだという恐怖。
「犯罪を助長する内容」と言われているのにも納得。
2時間まるまるずっっと面白かったしゾクゾクした。
音楽というか、音響効果もとても良くて、極端なサラウンド感が心地良かった。
そしてとにもかくにも、
ホアキン・フェニックス最高。(顔が普通にタイプすぎる)
痩せすぎて心配になってしまう...。
