私が見た中で一番の コメディ映画 です。彼の人生は、決して悲劇ではなく、コメディなのですから。
貴方の悲劇は、他人にとっては茶の間の笑い話でしかなく、酒のつまみに過ぎません。
アーサーが踊るシーンが全て美しいです。音楽の選曲、タイミング、その時のホアキンの表情が、絶妙です。彼の演技力と表現力にゾッとしました。
社会的で厭世的でアイロニックで、何より美しい映画です。不安定な方や鬱気味の方には本当にお勧めしません。同情するか、共感するかで見え方が違ってきます。
Modern Timesではやさしい曲だったはずの「smile」がJimmy Duranteの力強い歌い方も相まって、脅迫にさえ聞こえてくる、そういう映画です。