これを見たらもうジョーカーを「悪者(わるもの)」なんて呼べない
生粋のサイコパスですっていう描き方じゃない。
ジョーカーになる過程が、とても共感、納得できる構成で描かれていた。
簡単に、「共感できた」と言ってしまうのは、おこがましいとは思うけど、
アーサーの不満や怒りと似たものを、普段自分も感じているという事実を突きつけられた。
みんなジョーカーになりうると思う。
人生を期待する過程で、不幸と幸福は少しずつ積もっていく。
その度合いやタイミング、環境、主観によって、人はいかようにも変容するのだろう。
追記…
「みんなジョーカーになりうる」とは書いたけど、
勿論ジョーカー自身になれるのは、アーサーしかいない。ここで言うジョーカーとは、負の感情を起点に変容した存在という概念である。