Kamomy

ジョーカーのKamomyのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
1回目:10/6 2回目:10/16 3回目:10/30鑑賞。
私が劇場で2回以上鑑賞することって滅多にないんですよ。
2回目はもう全て分かってるから序盤で泣いたり笑ったり大忙しで幸せでした。
3回目はアーサーの色気に気づく。観れば観るほど作品を好きになり、スコアを5に変更しました。

ネタバレしないように書くけど、まだ観てない方は観てから読んで欲しいです。
そして語りましょう。

ちなみに今回無駄にたらたらと長いです。
よろしくどうぞ。





まずはホアキン・フェニックスの怪演が素晴らしかった。間違いなく主演男優賞はとるだろうな。
笑いながら泣くところ、悲哀を滲ませながら踊るところ 最高でした。
終始彼に入り込んで観ていました。
感情移入しやすい人は引きずるかも。要注意!
心優しくて不器用なハッピーを抱きしめてあげたいよ。

構図の撮り方も素晴らしい。
撮影について全くの無知な私ですら気付く素晴らしいさで、悲惨な映像すら美しく見えました。

音楽の出し方も素晴らしい。
必要なところで必要な音が鳴り、その場面と観客を盛り立てる。
音響?の賞も間違いないねって思ってたけど、「ロックン・ロール・パート2」の件があるから無理かしら。擁護する気は毛頭ないけど悲しい。

そして演出も最高。女性の使い方には唸らされるし、何より踊りのシーンはにやにやが止まらないくらい絶品。ありがとう、ありがとう。

ロバート・デ・ニーロの使われ方も切ない。
『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディー』の頃のデニーロに今回のジョーカーをやらせたらどうなったかも観たかった。あの役をデニーロにしたのは敢えてなんでしょ。そうでしょう?→監督の記事を読みました。やっぱり敢えてだそうです。むしろ影響を受けていてオマージュとすら言っていたようです。
そしてデニーロ氏もまたキンコメみたいな役をやりたいと言っとりますよ。だれか録ってくれ。

あとびっくりなのはブラッドリー・クーパーが製作の1人だったということ。多才だわ~。好きです。


故ヒース・レジャーのジョーカーが大好き(みんな大好きよね)なので1回目鑑賞した後に『ダークナイト』を再鑑賞しました。うん、やはりこちらも傑作。

ホアキンとどちらが良かったを考えるのは愚の骨頂。
『ジョーカー』は人の裏の部分を極端に具現化してるようにも思える。誰しもジョーカーになりうる怖さがこの世の中にはある。それが1番怖い。



つまりジョーカーは至高。いつも感情移入してしまう。私にとって1番の悪役でありヒーロー、そして不幸の拠り所だと改めて感じました。



ちなみにパンフレットは滅多に買わない私が、迷いながらショップに向かってジャケット買いしてしまいましたとさ。
開けてびっくり。超充実!!!
写真も欲しいシーンが載っているし、その他嬉しいページだらけで今作が好きな人だけでなく、全『ジョーカー』ファンに捧ぐ1冊。850円、高くないっす。もっと払えます!

あとショップにジョーカーのグッズ置いてください。映画キャラのグッズなんて欲することないんだけど猛烈に欲しいです。
UNIQLOさんもUTとコラボしてくれていいんですよ?よろしくお願いします。
Kamomy

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