「ほんとはいい人だったけど、人間不信から闇堕ちしてジョーカーになる物語」なのは、予告からもわかることなので、正直クライマックス手前までは、まぁこんな感じの物語になるよねという範疇でした。
が、クライマックス。
ピエロである必然性と、「善と悪は主観である」というテーマを同時に盛り込んだ脚本に衝撃を受けました。
彼はただスポットライトを浴び、皆に承認されたかっただけ。
だけど、違った形で違った場所でスポットライトを浴び、承認されたためにもう戻れなくなった。
この複雑なキャラクターを演じきったホアキン凄い。
これは単なるDCコミックスの前日譚に収まらないものですね。