だいぶヤバい映画だった。
決して気持ちの良い映画じゃないんですけどね。むしろ前半〜中盤は痛々しい感じがキツかったんですけどね。
全編そうだったかと。
観終わると余韻が長かったなー
いろいろと記憶に残るヤツだったなー
ホアキン・フェニックスの顔が忘れられないですね。
心優しい主人公が、街の退廃的な現状、心ない人たちから受ける仕打ちにより、心を蝕んでいく…
優しかった青年がいかにして悪のカリスマへと変貌したのか?
見始めた最初は…イヤこういうのジョーカーじゃないよなぁ、と思ってたんですけど。ただのついてない男の犯罪劇みたいになってるんで…
そういう映画、割と多いんで。そういう類いじゃないですか?
期待してたのとなんか違うんですけど…
でもコレが不思議で、ドンドン主人公がジョーカーに見えてきて…最後はもう、次は何やっちゃうの⁇と、ゾーっとしました。
スピンオフ映画を100%楽しむには、本筋を楽しんでから観るべきだと思う。そうしなければ、その映画のおもしろさを全部わからないと…
まぁそれ差し引いてもスゴいわ。
何度も言うけど、観終わったあとの余韻がハンパない…
どうしても、全シーンが記憶に残ってしまいまして…こういうところが自分にもあるからか、共感出来てしまうからか?
まーみんなそう言うトコロちょっとぐらいあるんじゃないかなー?
何よりもホアキン・フェニックスのジョーカーだったから、記憶に残ったんだと思う。あと、デ・ニーロも、ところどころで絡んできてきて、余計なこと言ってんじゃねえよ〜とか思いながら観てたけど…
主人公がドンドン顔つきが変わって、最後笑い出すところとか…それだけでハラハラしたからね。
全編不快な気分だったけれど、全く目が離せなかったということで、コレは観ておかないといけないヤツかと。