jedimaster221

ジョーカーのjedimaster221のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.7
DCだけど、DCでは無い。
所謂、スーパーヒーロー物とは違う。
完全なヒューマンドラマ。
“名作”と括られて然りな作品。

今までも数多くの“ジョーカー”が存在してきたけど、どれが正当なジョーカーなのかは分からないけど、今作のジョーカーはなるべくしてなってしまった一人の男の哀しい人生を描いていると思う。

勿論、何があっても本当に狂気のジョーカーになる事に賛成はしないけど、作り手が訴えたい意図は汲み取れますね。

アクションやら、コメディタッチを含めたエンターテインメント性では圧倒的にマーヴェルに軍配が上がりますけど、こういったドラマ性に関しては、根底に暗さが漂うDCに分がありますよね。

かつては、R.フェニックスの弟としての七光的な扱いを受けていたホアキンですが、ここまで見事な演技派になるとは亡兄も思わなかったんじゃないかな。

話を作品に戻しますが、ラストではバットマンに続く展開となりましたが、この作品はこれでお終いとの事。
その方が良い。
これでDCEUに繋げてしまうと台無しになってしまうと思う。

因みに、この映画はとても素晴らしい作品だったと思うけど、購入はしないかも知れない。
但し、エクステンデッドとかディレクターズカットとかで発売されたら、揺れる可能性はあるかな(笑)

ワーナーって、ちょいちょいそう言う悪巧みするからなぁ。
jedimaster221

jedimaster221