Hoshioka

ジョーカーのHoshiokaのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

評価が良かったので見たけど正直微妙な気分。

役者の演技力自体は素晴らしいものでした。

人は生い立ちや育ち環境などでいかようにも変わるということでしょうか。
主人公の心境などには一部共感できる部分もありました、 この世界で叫び出したい気持ちを抑えながら生きていく毎日です。
世界は 自分が見えないだけで、こういった事象にあふれているのかもしれませんが。
自暴自棄になったからといって、何をしても良い肯定されるというわけではありません。 もちろん作品の中で、 善悪なんて所詮主観でしかないと語ってましたし。

「もう何もかも終わったとか思ってるか?自暴自棄になってるのか?
残念だが言わせてもらおう。
ゲームオーバーのあともおまえの人生は続くよ! 負債満載でな!
どれだけ恥をかいても、命を絶たない限り人生は続いていくのだ!」

ふととある作品の台詞を思い出しました。 この台詞にもあるようにどんなに絶望的な人生でも続いていくので生きていくしかないのです。

それが出来ないのであればジョーカーはこの世界という舞台から退場するしかなかったのですが それすらできずに、 他人を巻き込み、 最後まで 己の欲望のままに行動してるだけでした。

他の方のレビューに同情する声が多かったのですがそもそも アーサーが銃を受け取ったのが事の発端であり、 引き金を引いたのも彼自身の意志だったので同情する余地は1ミリもありません。

この映画を見て何かを感じたりは一切しませんでした、心の弱い人なら共感したりして悪い方に引っ張られるかもしれませんがそこまで大した作品だとは思えませんでした。
Hoshioka

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