ふぁるこんりえ

ジョーカーのふぁるこんりえのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.5
2019年11月03日 00:38
誰も見たことのない“ジョーカー“誕生の物語

2019.10.19

ジョーカーが誕生の物語

映画がある事を知り、ダークナイトのジョーカーが衝撃的で、
とても好きだったので、見ようか迷っていましたが、
兄から、リヴァー・フェニックスの兄である人が演じていると聞き、
見る事に決めました。

小さい頃から私たちはよくピエロの姿を目にすることが多かったです。
それは、たぶんマクドナルドのあの人です。
あの人たぶん、ピエロなのかな?
ピエロは陽気で、カラフルな洋服を着てて、
あんな顔に白いお粉を塗ってるのに、恐怖心は抱かなかった。
専門学校の頃、ピエロをコンセプトにした洋服を作った友人から、
ピエロは本当は悲しいこころを持っているんだよと聞いたのが印象に残っている。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
パントマイム,サーカス,喜歌劇などの登場人物。
イタリアの 15世紀の即興劇における道化役ペドロリーノが 17世紀にフランス化されたもので,
18世紀以来,軽業芸と結びついたパントマイムの重要な役となった。
19世紀前半パリの「綱渡り座」を中心に,J.ドビュローらが純白の衣装をまとい哀愁をこめた繊細な役として完成,
その後サーカスに移って今日のクラウン (→道化 ) を生み出した。
その後,無声映画のチャップリンや現代のパントマイム,バレエに受継がれ,
また,しばしば絵画や音楽の題材となっている。

デジタル大辞泉の解説
1 サーカスなどの狂言回しをつとめる道化役者。
紅を入れた白塗りの顔、長袖の寛衣、こっけいな動作などを特徴とする。
元来、イタリアの即興喜劇中の道化役がフランスのパントマイムの役柄に取り入れられたもの。
2 人前で、こっけいな振る舞いをする人。笑いものになるだけの人。


もう社会への憤りの作品
でも、ホアキン・フェニックスの演技が逸品という感想は、置いておきたい。
彼が演じることが全ての映画の内容になりすぎてはいけない。

結構冷静に見れました。
不満を抱えた市民たちの怒りが爆発してしまったら、
それがただの出来事になるのか、
それとも時代が良い方向に行くための革命となるのか、
なんて鑑賞後に感じました。

最初、彼がスクリーンに映し出されて、
目元あたりが、リヴァー・フェニックスに似てるように感じました。
とてもお顔が綺麗な方だなぁと思いました。
狂喜に満ちた顔、所々で幼い頃に戻ったときの表情がとても好きでした。

夢と現実のギャップのバランスがガタンガタンにどんどん崩れて行くのが怖かった。
法律上、罰せられることを犯して行くけど、
でも、スクリーンを見ている私たちは、
たぶん、多数の人間がそんな彼を罰せる気持ちの隙がないように感じました。

ある、とても残虐なシーン
でも、色合い、カメラのアングルなどのバランスがとても美しく感じました。

好きな映画でしたが、演技力の高さにちょっと頼り過ぎてる気もした。
もうちょっと20年前ぐらいに作られてると、
また、もっと奥が深く、残酷で違ったものができたのかなと一瞬思いました。

見る前から音楽の評判の良さを聞いていましたが、好きな音楽でした。
私も、階段での踊るシーンは好きです。

でも、この映画を見てて、人ごとではないように感じ、不安になりました。
大切なことほど、日本は~と自惚れしてて、
問題がどんどん蓄積されていってる
日本にもこんな革命ができるかな
わたしはただ傍観する一人になってしまうのかな、、、

初期のティムバートン監督のジャックニコルソンが演じるジョーカーを思い出したよ
あの頃は、ポップだった気がする

ロバートデニーロに全然気がつかなかった
何の役してたんだろう、、、