ジョーカーの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「ジョーカー」に投稿された感想・評価

fans voice jp試写会で鑑賞。現代が抱えるありとあらゆる病理を請け負った存在としてジョーカーは生まれ、そこに救済や解決といったジョークのように安易な"オチ"は存在しない、と今作は引きつった笑いと共に断言する。そしてその事実を傍観者であろうとする我々観客全員に突きつけてくる。あまりに危険で、あまりに凄まじい作品。今年ベストどころの騒ぎではなく、映画史に残るレベルの狂気と絶望が充満している。2019年の「タクシードライバー」であり「キング・オブ・コメディ」。ホアキン・フェニックスの演技にはもう誰も追い付けないだろう。撮影や音楽の使い方も完璧。
大阪試写会でお先に観賞しました。

観賞後、言葉が出ない圧倒される。
余韻が半端じゃない。
映像のルック(見せ方)が最高!
アーティスティックで魅力的な画とH・フェニックス演技…全てが完璧で印象的なシーンが多すぎる。

この世には、正義も悪も存在しないなのではないか?現代社会における正義なんて、立場や考え方によって変わってしまう非常に危うい物。

環境や格差問題、現代社会の闇...
彼の笑顔の仮面の下に隠れた辛くて息苦しい現実。
そんな、社会によって生み出された被害者であるジョーカーという男。これは「人間:ジョーカー」としての物語である。あまりにも恐ろしい。

現代だからこそ、描けるヴィラン映画の最高傑作。アメコミ映画の頂点と言っても過言ではない。
覚悟して、観てください。
赤足

赤足の感想・評価

4.3
fansvoicejp試写会にて!

スゴい映画を観たあとは、言葉と疲労感と余韻が混同するもので、このJOKERという物語はまさにそれに等しい作品である。

ハンマーで頭を殴られたかのような衝撃とホアキンのJOKERはこの世の何処かに存在してるかのような、迫真と怪演なる演技は終始、観ている者の心臓をえぐり出され見せつけられる禍々しさを感じた。

狂気に満ちどこか美しく滑稽、そして切ないJOKERの姿はロバート・デニーロが演じた「タクシードライバー」のトラビスを彷彿とさせ、本作の元ネタとされたこれまたスコセッシ監督の「キング・オブ・コメディ」からのオマージュもとあるシーンで至る所で見かけ、大道芸人で孤独な男アーサーとコメディアンのパプキンに共通する笑顔と妄想。キャラクターとしては対比してる双方の描かれ方も本作の監督で「ハングオーバー」でコメディを得意としてたトッド・フィリップス監督ならでは、タクシードライバーで有名な額に手で銃の形作りバーンとする仕草もある種、この映画でJOKERへと変貌する引き金となっている部分も非常に興味深かく、今作でたまたまなのか?出演して、コメディ番組のテレビショーで司会役を務めるロバート・デニーロとスコセッシへの恋文の様な沢山の敬意と愛を感じざる得なかった(笑)

·····がそれだけに留まらず。
JOKERというキャラクターを現代社会でリアルに蔓延し誰しもが持ち合わせる。弱さや孤独、苦しみ、貧困、差別、未来への不安等。社会の抱える闇へ落とし込み浸透させ訴えかける力は生半可ではなかく確信に迫り鬼気迫るものさえも感じさせられた。その点ではダークナイトのヒース・レジャーが演じたJOKERと重なり、バットマンという物語があることも根底に描かれている点でホアキン・フェニックスはジャック・ニコルソンやヒース・レジャーという名優たちが演じてきたJOKERの歴史の1ページに加わったことは間違いなく、新たなJOKERへの新たなる解釈から土台となった作品「キングオブコメディ」「タクシードライバー」「バットマン」「ダークナイト」全ての要素を上手く融合させ、新生キングJOKERを誕生させたトッド・フィリップス監督に心から賞賛を贈りたい!

この作品を観たものは、幾度となく想像を何倍も超えてくる波のように凄まじい衝撃と衝動の連続に胸が張り裂け、高鳴るような痛みをリアルに感じ。社会の闇に埋没し悲劇と喜劇の混沌とした世界で産声を上げたキングJOKER誕生の瞬間を目撃することとなるだろう!
gonda

gondaの感想・評価

4.5
「こんな凄い演技をして、ホアキンは今後どうするんだろう?」
などと余計な心配をしてしまう程圧倒的なホアキン・フェニックスだった
122分、とてつもない緊張感の中、あらゆる臓器がキリキリしながらもホアキンに釘付け

ホアキンが最推しの人の感想が見たい
最推しがこんな演技して、こんな映画に出ちゃったら…って考えただけで泣けてくる


スリービルボードが、サム・ロックウェルにアカデミー賞を獲らせるための〜みたいな話をネットで見た気がするんだけど(勘違いだったらごめん)、
ジョーカーはまさにホアキンにアカデミー賞を獲らせる為の作品…といった風情
(獲らせるって言葉が悪いな)

(ハングオーバー!とデュー・デートの監督なの…?すごい…ぜんぜんちがう…)


あ〜
しんどい 早くもっかい観たい
kassy

kassyの感想・評価

4.0
試写会にて。

ヴェネチア映画祭にて金獅子賞を獲得した超話題作を一足先に鑑賞。

名優達が素晴らしい演技で命を吹き込んできたジョーカーに、また一つ傑作が生まれた。

不穏で陰鬱とした空気が映画にずっと渦巻きながら、計算され尽くしたかのような構図の数々や演出がビシビシとはまる。
その中心にいるホアキン・フェニックスの痩せこけた身体から放たれる圧倒的な底知れぬ演技が素晴らしかった。

ジョーカーが産まれる背景に描かれる、貧困、児童虐待、格差、病気、差別。
地獄のような社会の中で、ジョーカーは人が産み出した怪物なのだと思わされる。
群集心理の恐ろしさがそれを増長させる。
ラストの群集とのシーンは一層の恐怖を煽るようなスーパーヴィランの誕生シーンだった。

壮大なバックトラックが劇的な展開を彩るが、そんな中でナット・キング・コールのスマイルとフランク・シナトラのThat's Lifeは映画に違った色をつけていて印象的だった。

笑いを求め続け…妄想の中だけでも幸せでいられたなら…でもそれはまやかしの幸せだったのだろうか。
一人の哀しい男の悲しい末路。
そしてこれからに想いを馳せるのであった。

絶望的だからこそ、ある意味ヒーローが待ち遠しくなる映画かもしれない。
タクシー・ドライバーの引用に思わず微笑。社会の闇が産んだ存在としてジョーカーを描いた狂作。
ま

まの感想・評価

5.0
観終えたあとの余韻が半端ない。。
ホアキン・フェニックスの魂を削るような鬼気迫る演技を絶対に観逃さないで欲しい!アメコミだからといって敬遠している人にもぜひ観てもらいたい。
もはやアメコミという枠を超えた、悲しいほどに恐ろしい1人の男の物語だ。
misumi

misumiの感想・評価

4.5
とにかく本当に最高だった。ホアキンフェニックスの熱演に本当に感動した。彼じゃなければできなかっただろうなと思う。ストーリーや時代背景も、ひと昔前なのに、今の時代寄り添っている。音楽のセレクトもセンス良い!オリジナルストーリーとはいえ、バットマンシリーズとの繋がりを感じて「おぉ…」となった。

しかしDCってこんな作品も作れるんだ…
素晴らしく強烈な毒だ。
物凄い映画だった。
全編に渡って連綿とそこにある「狂気」がものすごかった。今の世相にも通ずるであろう世の中の狂った部分を痛烈に描き出しつつ、アーサーがジョーカーになっていく過程を見事に描いていた。

忘れられない…あのホアキンフェニックスの表情が。地下鉄から上がってくるジョーカーのあの顔、あの姿。心底ゾッとした。
主演のホアキンフェニックスの身体と顔に漲る狂気が哀しくそして本当に恐ろしかった。こんなに狂気を湛える演技をする人もすごい。それにあの泣いてるかのような笑い声!彼でなければこの映画は成立しなかったと思う。ジョーカーの狂気に触れて何かに気付いて動く人がいるかもしれないぐらいの映画だと思う。
誰かに認めてもらったり、誰かを慈しんだりすることを全てやめた時に人はどうなるのか。
救いのない中で、もがき苦しみながらも新たに見出したジョーカーの自己肯定感を誰も責められない。この世の負を全部引き受けて誕生したのが彼ならば、人々が彼に同調するのは当然なのかも知れない。

これはまさに2019年度版『タクシードライバー』だ。
いろんな映画への小さなオマージュも含まれてると思った。たくさん映画を観てる人にはきっとそれに気付く楽しみもあると思う。

混沌、狂気、そして崩壊、
そんなワードが浮かんでくるけど
この映画はとにかく観なきゃダメだ。

・・・・・・・・・・・

一番怖かったシーンは
ジョーカーが自分の口の中に溜まった血を指で拭って、
その血でまた大きく赤く口を描いたシーンだ。
本当に戦慄した。
ゆうた

ゆうたの感想・評価

4.8
「JOKER/ジョーカー」を試写会にて鑑賞

2019年9月19日 

‪初めて語られるジョーカー誕生の物語‬
‪人間味あふれる主人公‬アーサー
‪彼の使命は人をハッピーにする事‬
‪どんな人生が彼をここまで狂わせてしまったのか... ‬
孤独な男が狂人ジョーカーになるまでを描く軌跡
‪現代に通ずる社会の闇‬
‪この腐った社会の産物ジョーカー‬
‪すぐ隣でジョーカーは生まれているかもしれない...‬
‪ヒーローかヴィランかそんな定義をぶち壊す‬
妥協無しの暴力描写
‪ダークナイト以来の背筋が凍るほどの恐怖‬。‬
観客が現実社会の闇に呑まれてしまいそうなほど‪心締め付けられる‬彼の笑顔の仮面の下に隠れる辛く心苦しい物語...
彼の人生を目の当たりにし心打ち拉がれる
暗く、感動的でありながらとても人間的なこの映画。ホアキン・フェニックスによる素晴らしいパフォーマンスで、すべての人に勇気を与える。アメリカン・ニューシネマの影響を色濃く受け‬映画オマージュにコミック世界をも感じさせるこの映画だからこその物語
史上最高の演技と最高の物語
最高ジョーカーここに誕生
映画史をも変えるほど強烈な最高ジョーカー誕生の瞬間を見逃すな!
“HAHAHAHAHAAHA!!!”
“PUT ON A HAPPY FACE”

10/4(金)日米同時公開