ジョーカーの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

上映館(327館)

ジョーカー2019年製作の映画)

Joker

上映日:2019年10月04日

製作国:

上映時間:122分

あらすじ

「ジョーカー」に投稿された感想・評価

お砂糖

お砂糖の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見て良かったなと思える映画だった。

初っ端から暗くて辛くて、一個ずつ確実にアーサーが社会から切り離されていく様がしんどくて、これは二回目見る気力がないかもなの思いながら見ていた。
アーサーが社会から弾かれるのは疾患のせいもあるかもしれないけど、わたしには疾患はアーサーの一部であって、疾患がアーサーを形作っているのではないと思えたから共感する部分も多かった。

あとアーサー何歳の設定だったんだろう。ブルースとそんなに年離れてる!?と思ったけど年食ってるほうが悲壮感が更に増す。

だんだんジョーカーになるにつれて音楽が明るくなって、アーサーの立ち振る舞いがかっこよく見えてしまうのが印象的だった。

アーサーが警察の車にのせられてゴッサムを移動するときにクリームのホワイトルームかかったときがとくにカッコいい〜〜と思ってしまったし、車中から外を眺めるアーサーの顔が生き生きとしていた。
その後の車から出たアーサーが立ち上がるシーンで終わるのかな〜と思ってたら、あのドタバタコメディみたいな喜劇的な締めで、すげーラストだ!!と思ってちょっと泣きそうになった。
映画の9割が鬱屈として暗くて辛くてしんどいのに喜劇として終わる(始まる?)、ちょっと爽快感すらあるラストが、これからがジョーカー的喜劇的人生の始まりみたいなものを示唆しているきがした。

やっぱ二回目みたくないなと思うけど、このラストのためにもう一回見たくなる。
IwamotoRyo

IwamotoRyoの感想・評価

5.0
すべての女優がホアキンを観て欲情し
すべての俳優がホアキンを観て廃業に迫られる。


人生の100本。
21
【ひとつも笑えない最低のコメディ】

上映前から既に話題騒然、アカデミー賞は確実といわれている2019年最大の注目作。
夜1番深い時間の上映にも関わらず、日比谷の映画館で最も大きな劇場が満席だった。

人は誰しも何かしらの社会的ストレスや理不尽な苦しみを与えられてはいるが、それは他人へ干渉する形で解消される。
だが、コミュニケーションで吐き出せるラインを超えると、その吐け口は一方的な暴力へと変わってしまう。
アーサーが引き金を引くのは時間の問題だった。

しかしこの映画の最も恐ろしいところは、エンドロールが終わる頃にはJOKERを完全に否定できなくなった自分自身。少なからず共感してしまった自分に、言いようのない感情が残された。

エンディングのコメディ感。彼はとうとう本物のピエロとなってしまったのだが、何ひとつ笑えない。
ただ1人、彼だけが笑う。他の登場人物も、観客も、誰も笑うものはいない。
その喜劇は圧倒的主観で描かれていた。
ホアキン・フェニックス、オンステージ。
精神的に見て大丈夫か不安だったけど、大丈夫だった。でもしんどい。
音楽のチェロがすごくキリキリと心を削ってくるので、不安とか恐怖、苦しさが倍々に倍。だけど好き。あとフランク・シナトラ!

このレビューはネタバレを含みます

観たよ




100%混じりっけ無しの悪人は何処へ…


本作のおかげでレイティング付きでも大ヒット出来る証明になり、それはそれでもっと踏み切った作品が増えそうでありがたいのですが…(デップーのお陰でヒーロー映画に指定が増えたり幅が広がった的な感じで)

冒頭とラストの時刻が一緒と言うサンドイッチ式夢オチ定義はそもそも周到な逃げ道を作り過ぎていてずるいんじゃないか⁈…

また社会構図自体はそもそもゴッサムとは切っても切れないもの
だからこそジョーカー(DCヴィラン最強の嘘付き)に社会の代弁者(製作者側による今の世の中を反映させる様な事)をさせる説教臭さが鼻に付くなぁ…

予告での階段ダンスもそれまでに何かエモみを増してからと思いきや逃亡中🏃‍♂️

ドラマ部分の余りにも想像力に欠けるテンプレートさにもガッカリ
そもそも感情移入出来る存在にしようとしているあたりに違和感

ホアキンの気持ち悪さもマシニストのベイルでのデニーロアプローチを観てる分目新しさが無い
わかりやすい狂気より何か訴えてかつ説得力のあるものを感じたかった…(何もしないホプキンスのレクターの様な)
そもそもホアキンは何もしなくても変人で気持ち悪い!それがアホキン!
サインのキスチョコの君が大好きだよ←

これだけの評価のある作品にケチをつけるのは何ですが苦手なものは苦手
まずジョークが滑ってんねん!(小人の試練等)

また監督が好きであろう70s〜80s映画作品や喜劇王チャップリンを引き合いに出しているのは分かりますが…そこにプラスαを感じず個人的には期待以上とはならず残念でした。
舞

舞の感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとに「俺こそJOKERだ」とか言い出すヤツは大丈夫だろうな
「アーサーにまったく共感できなかった」って人の方がやばそう
そういう人がアーサーみたいな孤独な社会的弱者をJOKERにしてしまうんだろうな
無理やりバットマンの設定をねじ込んだ社会風刺
ふく

ふくの感想・評価

-
なんて暗い映画・・・

ちょっと真面目すぎたか
ストーリーもキャラクターも・・・
「うわー!コワーイ!変ー!狂ってるー!」
って思わせてくれる痛快ジョーカーではない

最後の廊下を歩く演出はステキ

客層:若い男女(男性多め)
動員:200(火曜祝レイト)
まはる

まはるの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ホアキン・フェニックスの演技が素晴らしかった。特に笑い方、あんなに種類のあって感情の読み取れる笑い方は凄い。
どんどん闇に落ちてジョーカーになっていく様がとても怖かった。
ランドルを殺したあとのダンスは怖さもあり清々しさもあって素晴らしかった。
良くも悪くもバッドエンドであったが見終わったあとの胸糞感はなかった。
この作品はいろんな人に見て欲しい
muepon

mueponの感想・評価

4.1
バットマンシリーズの悪役ジョーカーをメインに捉えた作品、その名も『ジョーカー(Joker)』。トッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演で映画化。

ここ最近の映画評やニュース解説サイト等でも話題が沸騰し、評判も上々でありながら様々な解釈がなされていることから視聴者にある種の覚悟が求められる作品。

スターウォーズのダースベイダー卿のように悪役が魅力的であればあるほどその作品はより輝く・・・とはいえ、この作品のジョーカーが正義と悪という軸で描かれていないことはもはや明白で、従来のバットマンシリーズにおけるジョーカーという存在がここまで新たな解釈で描かれるというのはある意味衝撃的でした。

様々な解説や前評判をみる度に「これはもしかしたら観ない方が心の平穏を保てるのではないか・・・」という不安はどんどん高まり、それはある意味で正解だったわけですが、見終わった後の高揚感と余韻は他の作品の追従を許さないくらいのインパクトがありました。

主人公のアーサーがいかにして悪の化身であるジョーカーに変貌を遂げるのか。

愛情、ぬくもり、環境、運。
ちょっとしたきっかけで人間は闇の感情を増幅させ、頑張っても報われない出来事や理不尽さが孤立を更に先立たせる。

これに自分を重ね合わせられるかは今までどのような生き方、他人との関わり合い方をしてきたかにもよるでしょう・・・。どういう階層から作品を観るかで感情の揺さぶられ方も心の動揺も全然違ってくると思われます。

アーサーは周りから疎まれ気持ち悪がられ、社会からも蹂躙されて、笑われて生きにくさを感じながらやがてそれに耐えられなくなって壊れていく。

後半、少しずつジョーカーに変貌しつつ自分を見下したりなめ腐った奴をどんどん殺していく訳ですが、一瞬衝動的に思えて実は計画的犯行だったり、人を選んでいるところなんかは実に人間的だったりします。

「社会システムに爪弾きにされて自分のことなんか誰も見てない」といってもどこかで自分に魅力を感じてくれる人のみを求めたり、「あいつよりまし」という自分より弱い人間への見下しや差別感情をアーサー自身ですら無意識に内包しているという事実。

そういった意味では既に悪役ジョーカーというエンターテイメント作品からは外れてしまってますが、この時代にあえてこのような作品が登場したことは凄いなと感じました。

改めて観るのに覚悟がいる作品ではありますが、1980年代を思わせるどこか懐かしい街並みと製品の数々。描かれる世界は予想していたよりもカラフルでポップ!各々のシーンでかかる音楽はどれも素晴らしいの一言。

ホアキン・フェニックスの圧倒的な演技と闇の世界に落ちて行くアーサーへの感情移入が凄まじい。ちょっと怖いですが迷っているならとにかく劇場で観た方がいいことだけは確かです。

このレビューはネタバレを含みます

演技も音楽も最高。でももっと悲惨で、もっと残虐であって欲しかった。それぐらいジョーカーへの期待値は高かった。
完全に理解できなくても、共感できる部分が多く、みたくなかったジョーカーの人間らしさを見てしまった感じ。描きたかったものはそもそも見たくないものだった。