のっち

地蔵とリビドーののっちのレビュー・感想・評価

地蔵とリビドー(2018年製作の映画)
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アーティスト映画

おもろいことしてる「やまなみ工房」の映画ってことで見に行ったら裏切られた。
障害者映画ではなくて完全に芸術家のドキュメンタリー。オープンニング3分からわかるカッコよさ。作品と人柄、両方の魅力をスタイリッシュに映していて、良い意味でハートフルさはない。
あとはなんといっても施設長のオモロかっこよさ。良い意味で福祉の人っぽくない。通所してる人とのやり取りが漫才。どっちかというと芸人か芸術家かなって感じ。こんな人が福祉の現場にたくさんいたら、もっと自由で創造性のある業界なのに…
障害のある人が生きづらいのは機会と環境がなさすぎるだけ。そしてそれは健常者にも生きやすさをもたらすと思う。

監督と施設長の舞台挨拶付きで聞けてよかった。施設長の電話がヤラセで、7、8回リテイクしたとか、監督の家族にも障害者がいてネガティブなイメージを感じてること、施設長のキャラがめっちゃ濃いこととか聞けた。
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