番宣の広瀬すずの歌を聴いて、駄作の匂いがプンプンしていたけど
不安は的中
これだけスベリまくったコメディーは久しくお目にかかったことがない
どっからどう見ても、ヘビメタとかけ離れた歌い方で大げさに踊りまくる広瀬すず
違和感で気持ち悪くなるオープニングです
よくアレでOK出したな
狙ってるのかと疑ったよ
そして
寒いギャグに魂を持っていかれて、こっちが幽体離脱しそうだった
素人が芸人のギャグを見て真似してやったところで少しも面白くないんだよ
いくら変顔しても、ただかわいいだけ
明石家さんまが長澤まさみとかにギャグをさせて笑いをとれるのは
役者がぎこちなくギャグのマネをするから面白いのであってギャグ本来の面白さではない
それを映画でやったらシラケるだけ
笑いの奥深さをわかっていない
やるなら時間をかけて演出をしないとね
泣くほどの修練が必要だ
最近、石田ゆり子とか、お笑いに興味をもってコメディーにチャレンジする女優が増えていますが、そうそう簡単なものじゃない
築きあげてきたイメージがあるから
ミステリーじゃないんだから、話の筋がミエミエなのは許せるとしても
演出がなってないんですよ
まるでインディーズのつまらないコメディーを見せられているようだった
いったい監督は誰なんだと調べましたよ
人気のCMをたくさん手がけている人なんですね
三太郎シリーズとか
なるほど、リリーフランキーの楽屋落ちネタは自分の手懸けたCMだったんだ
"トントントントンヒノノニトン"ってやつね
才能はあるんでしょう
CMみたいにチャチャっと作るのは得意だけれど、絶対譲れない演技指導なんてする気もないんだろうね
上っ面だけの演出しかできないんじゃ映画を撮るべきではない
役者に力があれば自分で演技ができます
でも、広瀬すずにコメディーをさせるなら
一から演技指導が必要なんですよ
それを怠るからこうなる
すずちゃん、あなたのいる場所はここじゃない
ラストの曲なら、あの歌い方でいいんです
あなたの場所はそこですよ
コメディーはアリスお姉ちゃんにまかせましょう
脇役が信じられないほど豪華なのは監督の人脈だろうかね
宇宙飛行士まで担ぎ出して
もったいないったらありゃしない
ところで、なんで遺体を食堂に安置したんだろう?