「breakersは就活のネタ作りのためにやってるんじゃない！」
朝井リョウ原作作品なので見逃す訳に行かず鑑賞。
aoi proの風間太樹初監督？作品。記号的なキャラ(生徒会、ヤ●サー色黒幹事長とか)や音楽(これのおかげで無音が際立っていたけど)がノイズになるけど7人それぞれの葛藤を打ち壊して臨むラストのパフォーマンスに泣いた。カメ止めのピラミッドといい身体性の伴う情熱は胸を打つ。これからチームとなる面々が同じカットに収まるオープニングのワンカット(ちはやふるの屋上シーンを連想した)や自転車の反復と乗る・乗せるの逆転も良かった。
ちはやふる机くんポジションの溝口とトンに感情移入。上の台詞は溝口の心からの言葉です！
ポスターが泣きたくなるくらいダサいけど、主要キャラ7人の人生を見事に描いた交通整理力と役者のフレッシュな魅力が詰まった今年の秀作邦画の１つなので観て損は無いと思います！
前の席のチア部と思しき女子たちがパフォーマンスに合わせて座りながら踊るという貴重な映画体験だった。
