72点
フィンランドの田舎町でヘビメタバンドのボーカルを務めるトゥロ🎤
12年間、一度もステージに立ったことのなかったトゥロたちだったが、ある日突然、ノルウェーで開催されるフェスへの出演話(？)が舞い込んで...🇳🇴
ヘビメタバンドの物語にしては、疾走感に欠ける前半の展開🎸
普通なら退屈になってしまいそうな雰囲気なのに、何故か5人組のキャラが憎めませんでした🤗
終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタルをモットーにするというのが独特で、もとよりバンド名がインペイルド･レクタム(直訳すると直腸陥没）というのが意味不明ながら笑えました😂
またステージに上がって緊張すると体調に変化が現れるというトゥロの特性もツボでした🤢
そしてもちろん、後半でロードムービーへ入ってからが彼らの本領発揮👍
北欧の美しいフィヨルドを背景に半ば逃避行するかのようにノルウェーへ向かう展開が本作の肝🚐💥結構無茶なことをやってのけます😰
さらにノルウェーの国境警備隊を巻き混む展開は、移民問題を茶化したようなシーンが盛り込まれていて、欧州の人種差別問題をチクリと風刺しているようでした...あれはシャレではすまないと思ったのですが...😓
ラストの展開もお約束どおりで意外性はないものの、彼らのほとばしるヘビメタ愛が染み渡ってくる破天荒な作品でした🤗劇場で観ていたら、もう少し評価していたかも...🤔
