お伝

にっぽん昆虫記のお伝のレビュー・感想・評価

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)
4.0
大正7年から昭和36年までの、東北田舎の松木家の女三代の性と生が時代の変化とともに2時間3分に詰められている。三人とも性に関してだらしないのか割り切っているのか父無し子を妊娠する。人間が生きている限り繰り返す醜い営みを見せつけられる。終始左幸子の演技が力強い軸となって作品をまとめている。時々静止画で吟じるところがアクセントになってるしイマヘイぽくて良い。北林谷栄、地の群れでも口が悪くて良かった。
お伝

お伝