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カプリコン・1のumihayatoのレビュー・感想・評価

カプリコン・1(1977年製作の映画)
5.0
今まさに火星探索に打ち上がろうとしていたロケットの発射が秘密裏に中止。
全世界にバレない様に外に出される宇宙飛行士達。
実は国が予算をケチったせいで生命維持装置が不良品だった。が、失敗を知られない為にロケットだけ打ち上げ、TV放送する映像はスタジオで撮影して成功をでっち上げてもらうと拉致監禁される宇宙飛行士達。
全ての捏造撮影も終わり、後は着陸ポットに入って海に浮いておけば終わりというタイミングで、本物の帰還ロケットが爆発。
死んだ事になってしまった宇宙飛行士達。
さあどうする。
と言うお話。

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後半地味だが、スカイチェイスシーンが滅茶苦茶カッコよくてヤバい。
ヘリの操縦神すぎる。
どうやって撮影してるんだ。超危ない。
人しがみついてるし。
調べるとほとんどマジで撮ってるらしくヤバい。

ラストもう10分長くていいから更に先も見たかったなぁ。

「国家権力はメンツの為だったら捏造も暗殺も何だってする。」
今の世相的にグサグサ来つつもエンターテイメント方向への振りも結構あるので所々クスッと。

しかしね、世の陰謀論者達にこの映画を見せて「ほら。世界や国を騙す陰謀なんて絶対無理ゲーでしょ?」と言いたかったところだが、国側も結構詰めがあまくツッコミ所も満載なので非常に旗色が悪い(笑
とりあえず陰謀だなんだって騒ぐのは、映画の話をしてる時だけにしましょうね。

NASAは自分たちが陰謀ネタにされてるのに(アポロの都市伝説もあるのに)全面協力らしく、懐深いなぁと。
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