しーとん

カプリコン・1のしーとんのレビュー・感想・評価

カプリコン・1(1977年製作の映画)
4.0
アメリカによる有人火星探査宇宙船「カプリコン・1」

打ち上げカウントダウンの数分前、三人の乗組員は見つからぬように船内から連れ出されてロケットは無人のまま打ち上げられる。

連れ去られた先で責任者の博士から納品された生命維持システムに不具合があることが発覚したと説明される3人。
しかし計画の中止は、NASAの予算が大幅に削減される。
そのため秘密裏に行われた「捏造作戦」だった。
つまり「火星に行ったつもりで中継を繋ぎ、世界を騙す」
家族を人質に取られた3人は作戦に従うしかない状況に。

うまく進んでいたように見えた作戦だが、帰還の最終段階で無人のロケットに不具合が発生。ロケットは破壊されてしまう。
「自分達は存在してはいけない立場になった」と身の危険を感じた3人はなんとか逃げ出し飛行機を奪うが燃料切れにより砂漠に着陸。
そこから3人は別々に逃げるが…


ジャンル的にはSFに区分けされているけれど、実際には政治的なサスペンス面が強くて面白い。
これが1977年の作品というのに驚く。
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