認知症は、死への恐怖を忘れる神様からのプレゼントと何かで聞いたことがある。
大切な人が最後の最後には幸せな家族と思い出に囲まれて休めたらいいな。
小さくなっていったり会話できなくなっていく親や旦那を傍で見て、世話をするのはそこまで重く描かれていなかったけどより壮絶だろうから、今作ではコンパクトに収められてる。
私の目から見ても、憧れる夫婦。
孫や、長女、次女、そして奥さん。
それぞれと秘密を共有していくのもすごく胸がぎゅうっとなった。
本人も意図して救おうとかしないからいいのかもしれない。
色々忘れてるからこその何気ない一言が実に刺さる刺さる。
生きてるなら生きてて欲しい、私もやっぱりそう願うと思う。沢山親孝行しよう…。