認知症とは記憶の別れ
認知症=長いお別れという名のもと、父と娘を中心に展開していくストーリー。
認知症になった父に対して、家族が何とかしようとしていく中で、家族としての形を再認識していく。
親を介護をしなくてはならない娘の視点から考えると、職場、配偶者になる男、全てをコントロールしながら生きることに難しさを感じられた。
ただ、この映画での認知症の描き方、父親が何を忘れ、何を残しているのか、そういった視点から見ても、興味深いものだと思う。
山崎努はホントに老いぼれ爺さんの役は良いな。ただ、ホントにそう見えてしまうのは心配だが。
蒼井優の等身大の女性の役というのも、これも蒼井優という女優の特徴だと感じられた。