長いお別れの作品情報・感想・評価

上映館(2館)

長いお別れ2019年製作の映画)

上映日:2019年05月31日

製作国:

上映時間:127分

3.9

あらすじ

「長いお別れ」に投稿された感想・評価

tarupon

taruponの感想・評価

4.4
中野量太監督は「湯を沸かすほどの熱い愛」もすごく良かったけれど、これも期待を裏切らない作品だった。
東家の家族4人がとても良い。中でも山崎努さんがすごすぎる。7年間を2年ごとに追っているのだけれど、少しづつ失われていっている様子がリアルに感じられられる。松原智恵子さんは、上品で若干浮世離れした感(良い意味で言ってます)もある様子が遺憾なく発揮され、それが全体の重苦しさの軽減につながっている。公式サイトのどこかに松原さんの世界に監督が近づいて行ったとあったけれどすごく納得(笑) 蒼井優さんはこういう役をやらせた時の自然さが何よりすごいなって思うし、竹内結子さんは自分の生活にある種行き詰った感がある主婦の感じがでている。後半の夫とのやりとりはなかなか良いです。

アメリカでは認知症のことを「長いお別れ」とも言うって初めて知った。私の周りは幸いにして、認知症の人はいなくて、でも、知人から、そしてメディアを通して聴く認知症に対しては、自分がなっても親がなっても怖い、できることなら避けたい気持ちも強い。
でも、東家のようにあんなふうに父や夫の認知症を受け止められたら、すごく温かくていいなと思うし、反面自分はあんなふうに受け止められるのかとも思う。(介護のすごく大変な部分は全面に押し出していないから)
でも、病気は悲しいことではあるけれど、少しづつ失われそれでも残っていくモノもある中に、その人の本質だったり、その人の中のこれまでのキラキラしたかけらが詰まっていることが伝わってきて、そういうものと少しづつ向き合いながら長いお別れをするというのも、あっという間に大事な人を亡くしてしまうことと比較したらある種の救いもあるのかもとも思えた。
また失われたものはたくさんあっても、父に受け止めてもらいたい気持ちは残っていたりするものなのだなとも思った。
孫息子の崇と祖父との関係性は、なんかほっこりしてい良いなと思う。
娘や妻たちとは、失われていく一方だけれど、祖父と孫との間では認知であったとしても新たに温かな交流が生まれていっている。

あと、これはいろいろな家族の形の話で、お互い支えあいある種の依存関係にもある関係(東家) 個人なを尊重し家族の中であっても一歩引いて見守る的なスタンスをとる長女マリの家族(建前的には理想だと思うけれど、マリ自身が自立しきれていない部分を抱えフラストレーションを貯めていく)その他にも、フミの恋人の家族などが登場する。
何が良くて、何が正解かではなく、それぞれの関係性のあり方が興味深かった。

最近、親族がなくなったり、年齢的にもすごく身につまされるテーマであることもあり、より胸に響くものが大きい作品だった。
ぱに夫

ぱに夫の感想・評価

3.8
うざったい系の女性を演じさせたら竹内結子の右に出る人はいないですね。粋で素晴らしいお話でございました。
前作が良かっただけにハードルかなり上がり目で鑑賞につき…という感じ
vanilla

vanillaの感想・評価

3.8
7年?も海外住んでても専業主婦だったら現地の言葉覚えなくていいの?その上息子に家では英語禁止するとかすごい気に障った
認知症の父。昔、教師だった父。
今の自分の父親と重ねてしまうとわかってて鑑賞した。
ダメだとわかってても認知症の父に度々イライラしたり、怒ってしまう事もあった。
父が喋れなくなり、食べれなくなり、歩くこともできなくなってから、もっとああすれば良かった、こうすれば良かった、と沢山の事を悔やんだ。
この映画を観た後、今すぐにでも帰省して父の手をギュッと握ってあげたいと思った。
最近、忙しくて親の顔を見に帰れてない人達に観て欲しい映画。
山崎努の演技力が光る作品。
優しい映画。

やっぱり家族って素晴らしい。
Enough

Enoughの感想・評価

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たとえ言葉が通じなくても、自分のことを忘れられても、向き合うことで思いは通じる。つたえたさが空気として残る。その空気を感じ取ることが大事なのでは。

人を好きでい続けるってどういうことかを考えされた
SABO

SABOの感想・評価

4.1
年寄り特有の淡い服装と白い帽子に肩掛けのペラペラバック
あれは最近亡くなったじいちゃんだった笑
寝る前に何故か「グンナイ」というじいちゃん
いつも連れ添って散歩していたばあちゃん
祖父母を思い出した
家族というものを感じたこの数年
繋がっているということを実感した

こういう映画によくある哀の部分が
心地よくテンポの良い愛だったので
泣くことなく、笑えて、気持ちよく受け入れて観終えた
とても良い幸せな映画だった

演出はもちろんだけど、良い役者が演じるとやっぱいい
山崎努はすごい
主題歌も良かったな
natsu

natsuの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

認知症のことを「長いお別れ」っていうの、悲しいけどほんとそのとおりだなって思った

お父さんが最期を迎えるとき、映画では直接表現されてなくて、ラストシーンのたかしの言葉で分かるんだけど
小説では描かれてた部分が結構削られてて、勿体ないなあって感じだった
こういう物語は小説でゆっくり読むのがいい

でも認知症になってしまったお父さんに 周りは右往左往しながらも皆が理解を示しつつちゃんも合わせていく感じは観ててとてもほっこりした
みんなそれぞれの生活があって、上手くいかないことに悩んだりするけど、認知症のお父さんと関わりあう中で、救われることもあって
「くるまるんだよ」のシーンとか、お父さんの実家から帰る電車の中でのお母さんへの言葉とか、言葉の意味はしっかりしてなくても、家族だからこそちゃんと分かる部分がある
認知症って悲しい病気だし お母さんあんな健気に毎回ちゃんと対応しててすご、、、って感じだったけど この映画は悲観的に捉えてなくてよかった
18

18の感想・評価

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