BUSSAN

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~のBUSSANのレビュー・感想・評価

1.7
ある日、ひょんなことから里親制度を使った夫婦が3人の子供を持つようになる話。比較的重たいテーマに対して、全編コメディタッチで描かれてます。

夫役にマーク・ウォールバーグ、妻役にローズ・バーン。

軒並み好評価の本作ですが、僕には全く合いませんでした。

今回投稿を控えようと考えたぐらいに、かなり辛口にレビューしてます。恐らくフォロー解除される方いると思います(笑)

投稿するからには、空気を読んで周りに評価を合わして、自分の気持ちを偽る気もないので、本作が好きな方はここらで、僕のレビューをそっと閉じておくれやす…すいやせん…

それでも、こんな意見もあるんやなと寛大な心をお持ちの方は、先にお進みいただければ幸いでございやす。




低評価の理由をザックリ書いてきます
(内容に触れたネタバレになります)


まず子供を受け入れる側の主人公夫婦(特に妻の方)がデリカシーのないクズすぎる。公衆の場で他人の中傷とも取れる発言をどうどうと大声で話す、ほとんど初対面の人間に対しても同じ様に話す。コメディタッチなんだから仕方ないという意見もあるだろうが、笑えるならまだしも、寒いを通り越して憤りすらも感じる。もちろんこれは「未熟な大人が子育てを通じて成長する映画」でもあることは、百も承知の上での意見です。親になる以前に、人として最悪の2人だったので、序盤から不快な気持ちになりました。

里親機関で輪になってディスカッションをする場面でも、主人公夫婦を含めた大人たちが寄ってたかって他人を馬鹿にして下品に笑うシーンなんかは開いた口が塞がらない。馬鹿にされる方の言動を肯定している訳ではなく、している側も同等の馬鹿でしかない。

全編通してこの調子で、監督の趣向が全く合わなかったので、笑えないし泣けない。

物語の終盤、里親になるための申立書を裁判所に提出する場面では、自分たちが作成したものを、夫の母親にダメ出しされ、終いには書き直す始末。いやいや、あのダメ出しが無かったらどうしてたんやと。最後の最後まで自分たちの力では何も出来ないのか…

家をぶっ壊すシーンは、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』と被ってる上に、あっちの方が格段に良かったです。

唯一、良かったシーンは、同じ里親機関の先輩にあたる夫婦が、主人公夫婦の妻にビンタをするシーン。ビンタやなくて、ラリアットぐらいしても良かったけども。

この映画を見たアホな大人が、軽い気持ちで里親にならないことをただただ願うばなりである。

そして最後までレビューを読んで下さった方々に不快な気持ちにさせてしまいましたら、お詫び申し上げます。申し訳ございません。いつもはこんな調子ではないので、お許し下さいませ…
BUSSAN

BUSSAN