アンディ・ラウの主演デビュー作らしい。
若過ぎて「仮面舞踏会」とかを踊りそうな見た目。
父の再婚への反抗として少年ギャングにのめり込んでいく弟と、警察官で厳格な父との間で葛藤する兄アンディの青春物語。
…て書くといかにもそれっぽいでしょ?
でも、そうは問屋が卸さないのがショウブラ作品。
イケすかない金持ちの車を、ストⅡかファイナル・ファイトのボーナス・ステージばりにボッコボコに壊し、最後は爆破させちゃうオープニングから狂ってる。
もちろんカンフーあり、カーアクションありの香港印。
クライマックス、東京駅 丸の内線の構内みたいなところで車を爆走させるアンディを見て、「約40年後の『ホワイト・ストーム』で似たようなアクションをするとは…人生て回ってるんだなあ」と、哲学を学びました。
基本的には究極の厨二病作品であり、アンディが不憫過ぎる作品。
タイミングが悪いというか何というか、事あるごとに居合わせたアンディのせいになっちゃうし、恋した彼女は子持ちのホームレス。良い雰囲気になっても他のホームレスにからかわれて不発に終わる始末。しかも2回も。
中盤、とある件にブチ切れた少年ギャングたちがスーパーを襲撃。『ゾンビ』の暴走族ばりに暴れ回る!
しかしその結果、後半はまさかまさかの展開に!!
…なるんだけど、次のシーンでは “主人公の起床後の流れを連続カットで説明するコメディ映画の冒頭” ばりにカット割が早すぎて、余韻0演出なのが逆にビビる笑
ラストは100人中100人の予想を裏切るとんでもねー終わり方!
これ当てれたらハーゲンダッツ3個奢ります。