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ヲタクに恋は難しいのプライのレビュー・感想・評価

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)
2.6
腐女子とゲーオタ男の恋路を描いたコメディ。趣味の親近感から生まれる価値観の相違。オタク文化の中でも細分化されたジャンルによる価値観の相違。自分と他人の価値観が完全一致することはない。だから、互いを理解し合うことが第一だと思わせる普遍的な作品。

動画サイト風のコメントや実在のエンタメ作品やオタク界隈の語録を用いたギャグは知ってる方は楽しめるが、知らん方は何を笑えばよいか戸惑うことであろう。

山崎賢人さん・賀来賢人さん・ラバーガールの大水さんは、斉木楠雄のキャラがほぼそのままユニバースしてる(笑)

なぜかミュージカル・シーンがある。導入する必要性を感じない。まず、俳優陣が踊りにキレを生み出すほどの踊り込みが皆無。ミュージカル以外のシーンで、登場人物がサクサクペースで心情変化するため、ミュージカルでわざわざ心情を描くのに数分も使うとダレる。全体的にカメラの視点がほぼ同じであり、更には風景もほぼ一緒で観ていて飽きやすい。特に高畑充希さんのソロパートで尚更目立つ。そのため、劇中の山崎賢人さんも言ってたが、「歌って何だよ!?」に限ってしまう。もっとギャグに絞って良かったでござる。


⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐
演出・映像   :⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐
設定・世界観  :⭐⭐
星の総数    :計10個
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