Kinakosan

十二人の死にたい子どもたちのKinakosanのレビュー・感想・評価

3.7
集って死ぬという心理はわからないけど、、、。本当は死にたくないんじゃないの?って思うけど、、、。

ただ、ここまでの段階にならないと、自分の本音も言えなくて、誰にも話できなくてっていう現状はあるよなぁと思う。自分でも本当に死にたいのかなんて、わからない。死にたいと言ってもいろんな理由や意図があるんだと考えさせられました。
生まれてきたこと自体を否定するため、苦痛から楽になるため、復讐のため、、、。

瞬間的に死にたいと思って、本当に死んでしまう人もきっといる。

子どもたちが主役っていうところが、この作品の肝なのかな。死から遠い存在に見えて、大人よりも近い気もする。今から死ぬにしては、かなりエネルギッシュに見えて、でもだからこそ、死ねるほどの強い意志を持つこともできてしまう。

誰かと話すことで、思いもよらない答えに辿り着く、、、。そこは感慨深かった。
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